Case Study
実績・事例
支援の中で出会ってきた課題をもとに再構成した流れを、3つの段階ごとのモデルケースでご紹介します。
Model Cases
3つの段階で見る
中小製造業のモデルケース
見立てて、整えて、組み直す。
「何から手をつければいいかわからない」という入口から、自分たちで改善を続けられる会社になるまで。いまの自社に近い段階から、お読みください。
各ケースには、現場の会話から読める「物語」と、数字で整理した「レポート」があります。
はじめての方は、物語からどうぞ。
※ 以下の各レポートは、HABAねっとが支援の中で出会ってきた課題をもとに、解決までの流れを再構成したモデルケースです。特定の実在企業の事例ではなく、登場する企業・人物・数値は典型的なパターンを示すために構成しています。
第1段階 DX健康診断 第2段階 体質改善 第3段階 骨格調整 継続 社外IT顧問契約
第1段階 DX健康診断 ― 会社の今を見立てる
課題の言語化 / 製造業(機械部品加工)70名
「何かシステムを入れよう」
「……具体的に、何のシステムですか?」
【モデルケース】DXツール導入の前に必要だったこと ― 課題の言語化によるDX再起動
年間180万円ほどのツール導入が決まりかけていた製造業で、訪問3回の診断を通して、立場ごとの課題の捉え方の違いを付箋マップにまとめます。導入をいったん保留し、最初に取り組む課題を1件に絞って、入力のルールづくりへつなげるモデルケースです。
第2段階 体質改善 ― 凸凹を整え、定着させる
業務の見える化 / 製造業(金属加工)50名
「え? Cさんも入力してるんですか?」
【モデルケース】プロセスを書き出したら二重作業が発覚 ― 業務の見える化によるDX推進
業務の流れを付箋で書き出すワークのなかで、長年続いていた受注情報の二重入力が見つかります。すでに使っている Google スプレッドシートの使い方を変えるだけで、年約80時間の重複作業をなくすモデルケースです。
スモールスタート / 食品加工業 35名
「DXって、結局どんなシステムを入れるんですか?」
【モデルケース】スプレッドシート1枚の工程管理からDXを開始 ― スモールスタートによる現場定着
工程管理を紙と口頭で行っていた食品加工業が、項目5つの Google スプレッドシート1枚から始めます。2週間で紙の作業指示書がなくなり、現場から在庫管理にも広げたいという声が出てくるモデルケースです。
KPI設定 / 製造業(部品加工)40名
「DXが進んでいる気はするんですよ。でも、どのくらい良くなったか……」
【モデルケース】KPI3つを設定したら納期遵守率が82%→94%に ― 測定文化の構築によるDX加速
「改善している手応えがない」という製造業が、現場で数えられる KPI を3つに絞って決めます。月に30分の確認ミーティングを始め、3ヶ月で納期遵守率が82%から94%に上がるモデルケースです。
定着の仕組み / 製造業(金属部品加工)30名
「実は……スプレッドシートの更新、止まってしまって」
【モデルケース】「3ヶ月の壁」を越えた定着の仕組み ― 週次チェック×2名体制×リカバリールール
担当者の忙しさから KPI の更新が5週間止まった製造業が、朝礼での週5分の確認、2名での担当、「止まっても戻れる」決め事の3つで、一人に頼らない形にしていきます。6ヶ月かけて根付いたことを確かめるモデルケースです。
ツール選定 / 製造業 45名
「システムの話なんですが……正直、誰も使っていなくて」
【モデルケース】「現場が選んだ」から使われた ― ツール選定プロセス改善によるDX定着
経営者が選んで入れた50万円のシステムが、利用率20%以下にとどまっていました。現場の人が3つの候補を2週間ずつ試し、自分たちで選ぶ進め方に変えたところ、日報の入力率が92%まで上がるモデルケースです。
外注先との情報共有 / 製造業(外注先5社)45名
「……Rさんのメモ帳に、書いてあるはずなんですが」
【モデルケース】電話・FAX依存の外注管理をクラウド共有に移行 ― 外部連携によるDX推進
外注先とのやり取りが担当者の電話とメモに偏っていた製造業が、Google スプレッドシートの「外注管理台帳」を、外注先ごとに見るだけの形で共有します。確認の電話は週20件から3件に、担当者の確認の時間は1.5時間から20分に減るモデルケースです。
材料と製品のつなぎ直し / 製造業(粉体成形)40名
「書いてはあるんです。ただ、つながらなくて」
【モデルケース】材料ロットまでのさかのぼりが2日から約30分に ― 帳票と対照表で材料と製品をつなぐ
粉体の材料から部品を作る工場で、納入先に材料のロットとミルシートを求められ、答えるまで2日かかります。帳票にどの番号をどこへ書き写すかを決め、スプレッドシートの対照表1枚で材料と製品をつなぎます。次の問い合わせには30分ほどで答えられるようになるモデルケースです。
図面・手順書の版の管理 / 製造業(精密機械加工)40名
「図面は合ってたんです。ただ、一つ前の版でした」
【モデルケース】版の違いによる不良を年5件から半年0件に ― 図面の正本を一か所に決める
最新の図面が正本として保管されておらず、版の違いによる不良が年5件あった製造業が、ファイルサーバーの中に図面の正本の置き場所を決め、版を上げる人を絞って、現場の端末から最新の図面を直接探して開けるようにします。毎回余白に書き込みが必要な図面は、情報を書き加えた「社内図」として使えるようにし、文字にしにくいコツは社内で動画に撮って若手に渡していくモデルケースです。
出荷前の荷物の特定 / 製造業(産業機械部品)50名
「朝、奥に寄せたはずなんですけど」
【モデルケース】荷物を探す時間を1日約1時間から15分に ― 製番とQRコードによる出荷管理
限られた出荷場で日々寄せ直される箱の居場所を、出荷担当者の記憶に頼っていた個別受注の製造業が、製番から納期や出荷先を引けるようにし、AppSheetで作った出荷管理アプリとQRコードの読み取りで、群を置いた場所を残す形に変えます。担当者以外の人でも、アプリで群の場所と出荷の情報を確かめて出荷物を見つけて取り出せるようになり、探して確かめる時間も1日約1時間から15分ほどになるモデルケースです。
バックオフィスの見直し / 製造業(金属プレス加工)40名
「会議室、空いてるかちょっと見てきます」
【モデルケース】新しいシステムを入れずにバックオフィスを整える ― Google Workspaceによる見直し
会議室の予約はホワイトボード、体温の記録は紙、経費精算はフォームの先が手作業だった製造業が、社内ですでに使っていた Google Workspace で入口を変え、その先をつないでいきます。新しいシステムは入れず、経費精算の月約5時間の作業が15分ほどの確認になるモデルケースです。
第3段階 骨格調整 ― 仕組みを組み直し、つなぐ
横展開 / 製造業(3工場体制)60名
「……第1工場と同じ課題があるはずだから、と思って」
【モデルケース】「移植」から「再設計」へ ― 3工場体制でのDX横展開
第1工場でうまくいったやり方を手順書で「移植」しようとして、2ヶ月止まっていた製造業が、拠点ごとの違いを踏まえて「再設計」する進め方に切り替えます。4ヶ月で根付き、第3工場への展開が現場から提案されるモデルケースです。
基幹システムと部署の表 / 製造業(樹脂成形)65名
「どっちが正しいんですか」
【モデルケース】基幹システムの数字を「正本」に ― 部署ごとの表へ直接つなぐ
基幹システムから決まった帳票しか出せず、営業・生産管理・成形課がそれぞれ手元の表に数字を打ち直していた製造業が、基幹システムの裏のデータベースから Excel・Access・スプレッドシートへ直接数字を渡す形につなぎ直します。週7時間ほどの打ち直しが1時間ほどになり、会議での数字の突き合わせがほぼなくなるモデルケースです。
継続 社外IT顧問契約 ― 自分で気づき、考え、動ける会社へ
データ活用 / 製造業 35名
「……わかりました。では来月もこの調子で」
【モデルケース】「報告会」を「判断会」に変えた3つの問い ― データ活用による月次意思決定の定着
データはたまっているのに、月次ミーティングが報告だけで終わっていた製造業が、議題に「3つの問い」を入れます。月ごとに決まることが0件から月平均3.2件に増え、現場からの改善提案も増えていくモデルケースです。
改善が当たり前になるまで / 製造業 55名
「担当者が変わったときに崩れないか、というのが一番の心配で」
【モデルケース】改善提案が月1件未満から月平均4.2件へ ― DX文化の定着と現場自走化
仕組みは整っていても、改善が担当者だけに頼っていた製造業が、定例会・提案カード・成果の見える化の3つを始めます。現場からの改善提案が月平均4.2件に増え、経営者が現場に口を出す回数が大きく減るモデルケースです。
継続的改善 / 製造業(金属部品受注製造)60名
「全部やりきったんですが……改善が出なくなってきた気がして」
【モデルケース】KPIを四半期ごとに見直し、DX改善ログ32件を蓄積 ― 継続的改善による自走型DX定着
「DX は終わった」という空気が広がりかけていた製造業が、四半期ごとの KPI の見直しと改善ログを社内の決まりにします。実態に合わない指標を5項目整理し、改善ログは32件に。改善が止まりにくい会社に近づいていくモデルケースです。
Track Record
主な実績
※ 以下は、代表の幅が独立前に製造業で生産管理・CIOを務めていたときの実績です。
社内ITインフラ刷新・ハイブリッド認証基盤の構築
オンプレ AD + Azure AD のハイブリッド認証基盤を、設計から構築、社内への定着まで一人で手がけました。ネットワーク・サーバー・パソコンの環境をまとめて整え、安定して使える社内の基盤をつくりました。
Google Workspace 導入・運用管理・業務活用支援
社内への Google Workspace 導入を進め、管理者として運用と保守を担当しました。導入後も、現場の皆さんが使いこなせるように、業務での活用研修や個別のサポートを続けました。
生産管理システム刷新・財務システム刷新・システム間のデータ連動
生産管理システムの入れ替えを、仕様づくりから導入・定着まで進めました。財務・経理・給与のシステムも入れ替え、新しい生産管理システムとデータをつなぐことで、原価・品質・購買の流れをまとめて改善しました。財務・経理にかかる人員コストは約1/3減りました。
IoT を活用した工作機械の稼働データ回収システムの検証
Raspberry Pi とクラウドのシステムを組み合わせて、工場の設備のデータを自動で集める仕組みをつくりました。
IT導入補助金活用DXコンサルティング
IT導入補助金(A・B類型)を使った経営診断、投資対効果の試算、業務改善の提案を行いました。段取りの時間は70%超減りました。
Get Started
まずは、
DX健康診断から
会社の今を知ることが、最初の一歩です。