私が対応する具体的な事例を、先に挙げたカテゴリごとにご紹介します。

事例1:ITサポート、トラブルシューティング
状況: 営業部のAさんから、「自宅からVPNで接続しているのですが、昨日までアクセスできていた共有フォルダ内の『提案資料』フォルダにアクセスできなくなりました。『アクセスが拒否されました』と表示されます」と連絡がありました。
私の対応:
状況確認: まず、Aさんのアカウントがロックされていないか、VPN接続が正常に確立できているかを確認します。
原因調査: Active Directory とファイルサーバーを確認したところ、Aさんが先日まで参加していたプロジェクトのセキュリティグループから、プロジェクト終了に伴い自動的に除外されていたことが判明しました。しかし、Aさんは後続の別案件で、引き続きそのフォルダへのアクセス権が必要な状況でした。
解決策の実行と説明:
Aさんの上長に事情を確認し、アクセス権の再付与を申請してもらいました。
申請に基づき、Aさんを新しい案件用のセキュリティグループに追加し、フォルダへ再度アクセスできることを確認してもらいました。
Aさんには、アクセスできなくなった原因がセキュリティポリシーに基づく正常な動作であったことと、今後のために適切な権限申請のフローについて改めてご案内しました。
ポイント: 単に「アクセスできない」という事象に対し、VPN、Active Directory、ファイルサーバーのアクセス権といった複数のシステムを横断的に調査し、原因を特定して解決に導きます。
事例2:主要システムの運用とご相談
状況: 経理部のBさんから、「毎月末、各部署からGoogleフォームで経費精算申請を受け付けているのですが、申請内容をスプレッドシートに転記し、承認者へメールで通知し、承認後は特定のGoogleドライブフォルダにPDFとして保存する、という作業が非常に手間です。これを自動化できませんか?」と相談がありました。
私の対応:
要件ヒアリング: 現在の詳しい手順、承認フロー、最終的なファイルの命名規則などをヒアリングしました。
解決策の提案:
「その作業は Google Apps Script を利用して自動化できます」とご提案。
具体的には、フォームが送信されたら自動的に以下の処理が実行されるスクリプトを構築する計画を提示しました。
申請内容を元に、スプレッドシートの台帳へ自動追記する。
申請内容に含まれる「承認者」のメールアドレス宛に、承認依頼メールを自動送信する。
承認者がメール内の「承認」リンクをクリックすると、スプレッドシートのステータスが「承認済」に更新される。
ステータスが「承認済」になったら、申請内容をテンプレートに流し込み、PDFファイルを自動生成して指定のGoogleドライブフォルダに格納する。
実装と展開: 実際にスクリプトを作成・テストし、経理部の業務に導入しました。これにより、毎月数時間かかっていた手作業がほぼゼロになりました。
ポイント: Google Workspace の高度な知識(Professional Google Workspace Administrator 認定レベル)を活かし、既存のツールを組み合わせて業務自動化を実現します。具体的なコード(Google Apps Script)を作成して直接的なソリューションを提供します。
事例3:業務改善・IT活用のご提案(ITコンサルティング)
状況: 開発部のマネージャーCさんから、「複数のプロジェクトが並行で動いているのですが、誰がどのタスクを担当していて、進捗がどうなっているのかを把握するのが大変です。情報共有がメールや口頭ベースなので、仕様変更の連絡が漏れたり、最新のファイルがどれか分からなくなったりすることが頻発しています。何か良い方法はありませんか?」という、漠然とした相談を受けました。
私の対応:
現状分析(ヒアリング): まずはCさんやチームメンバーに時間をいただき、現状の業務フロー、情報の流れ、管理に困っている項目などを詳しくヒアリングしました。これにより、「情報が点在していること(サイロ化)」と「タスクの担当と期限が曖昧なこと」が根本的な課題であると特定しました。
解決策の提案:
課題解決のため、全社で導入済みだが開発部では未活用だったプロジェクト管理ツール「Asana」の本格利用を提案しました。
Asana上でプロジェクトごとのボードを作成し、全てのタスクを洗い出して担当者と期限を設定することで、「誰が」「何を」「いつまでに」やるかを可視化する運用を提案。
ファイル共有は Googleドライブ に集約し、関連するファイルのリンクをAsanaのタスクに添付することで、情報へのアクセス経路を一本化するルールを定めました。
導入支援: 開発部向けにAsanaの基本的な使い方に関する30分のレクチャー会を実施し、実際のプロジェクトをいくつかAsanaに登録する作業をサポートしました。これにより、スムーズな移行を支援しました。
ポイント: ITコーディネーターとして、技術的な問題だけでなく「業務の進め方」そのものに着目します。具体的なITツール(この場合はAsana)の活用方法を提案し、導入のサポートまで行うことで、部署全体の生産性向上に貢献します。
これらはあくまで一例ですが、このように技術的なトラブル解決から、業務プロセスの改善提案まで幅広く対応しております。 何かお困りのことがあれば、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。