このような取り組みは、HABAねっとでは「社外IT顧問契約」としてお手伝いしています。→ サービスの詳細
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01 概要
| 想定する企業規模 | 従業員約35名・中小製造業 |
|---|---|
| 該当する段階 | 継続 社外IT顧問契約(月次の経営判断への同席) |
| 課題 | KPIや日報のデータはたまっているが、月次ミーティングが報告だけで終わり、何も決まらない |
| 取り組み内容 | 月次ミーティングに「3つの問い」を組み込み、データを判断につなげる議題の立て方に変える |
| 成果 | 月次の意思決定件数:0件 → 月平均3.2件(6ヶ月後) |
本モデルケースは、KPIや日報のデータがたまる環境が整った企業が、月次ミーティングに「3つの問い」を組み込むことで、「報告会」を「判断会」に変えていく、という典型的なパターンを描いている。HABAねっとは社外IT顧問として月次の場に同席し、問いの立て方が現場に根づくまで一緒に歩む。
02 取り組み前の課題
KPIや日報のデジタル化、定着の仕組みが整い、毎月データがたまるようになった企業でも、月次ミーティングの進め方に課題が残っていることが多い。ここまで来たからこそ見えてくる課題でもある。
| 課題 | 詳細 |
|---|---|
| ミーティングが「報告会」で終わる | 数字を読み上げて「来月もこの調子で」で終わり、次に何をするかが決まらない |
| 数字の読み方がそろっていない | 「良いか悪いかは分かるが、次に何をすればいいか分からない」状態が続く |
| 月の平均しか見ていない | 週ごと・工程ごとのばらつきを見ておらず、問題の場所を絞り込めない |
| 試して確かめる流れがない | 前の月に何かを変えても、その結果を次の月に確かめる場がない |
03 このケースでのHABAねっとの関わり方
このようなケースでHABAねっとが大切にするのは、新しいツールを入れることや分析の手法を覚えることより、「ミーティングでの問いかけ方」を変えることだ。今のスプレッドシートとKPIをそのまま使い、議題に3つの問いを足すだけで始められるので、現場にも取り入れやすい。
数字をグラフなどで見やすくする分析ツールを検討する道もある。
ただ、問いを立てる習慣がないうちは、どんなに見やすいツールでも活かしきれない。そこで先に会議の進め方から変える。月次の場に外から同席し、問いかける役を少しずつ現場に渡していく。それが社外IT顧問としての役割だ。
04 取り組みの内容とプロセス
見せてもらう
議題に足す
集計表を用意
次の月に確かめる
改善提案が増える
このパターンでは、月次ミーティングの議題を「①前の月と比べてどう変わったか」「②いつもと違う数字はどこで、なぜか」「③来月、1つ変えるとしたら何か」の3つの問いに変える。あわせて、今のスプレッドシートに「週ごと・工程ごとの集計」を足し、ばらつきを目で確かめやすくする。会議はこれまでの30分に15分を足して、月45分で始めることが多い。
05 成果・数値
導入前:0件
導入前:月1件未満
導入前:90%前後
30分→45分
| 指標 | Before | After(6ヶ月後) |
|---|---|---|
| 月次の意思決定件数 | 0件 | 月平均3.2件 |
| 現場からの改善提案数 | 月1件未満 | 月平均3〜4件 |
| 納期遵守率 | 90%前後 | 97% |
| 次にやることが決まった回の割合 | ほぼ0% | 毎回決まる |
06 このモデルケースの示唆
このモデルケースから見えてくるのは、「データを活かせない理由は、ツールや分析の腕よりも、問いの立て方にあることが多い」ということだ。高度な分析の道具がなくても、ミーティングに3つの問いを入れることで、データが判断の出発点になる。
また、「仮説を立てる→試す→確かめる」の流れをはっきりさせると、改善の中心が少しずつ現場に移っていく。経営者が指示を出すのではなく、現場のリーダーが自分から「来月はこれを変えます」と言い出す空気が生まれやすい。DXが「経営者の取り組み」から「現場の日常」へ移りはじめたしるしだ。
07 今後の展開
月次の判断会が根付くと、このようなケースでは現場のリーダーから「週に一度も同じ問いを立てたい」という声が出やすい。週次の5分チェックでも簡単な3問を使い、月次ミーティングまでに仮説を持ち寄る形へ進んでいく。
その先は、ほかの部署への広がりや、たまったデータを使った注文の見通しづくりが話題になる。どこから手をつけるかも、同じ月次の場で一緒に考えていく。
08 同じ課題を抱える方へ
「KPIを決めたのに、月次ミーティングが変わらない」。データを活かしはじめる入り口で、よくうかがうお話です。ツールを増やす前に、まず「会議で何を問うか」を見直してみませんか。
明日から試せる小さな一歩は、次のミーティングの最後に「来月、1つだけ変えるとしたら何か?」という問いを加えることです。この一問があるだけで、会議の終わり方が変わってきます。
HABAねっとでは、月次の経営判断の場に同席し、問いの立て方が根付くまで一緒に歩む支援を「社外IT顧問契約」としてお引き受けしています。
素早く、手早く、滑らかに。
