利用者からのお便り #10

読者からのご質問

AIっていろいろあるけど、何が違うんですか?

回答

整理すると「2種類」だけです。文章・会話系とクリエイティブ系——この分け方を知るだけで、ぐっとクリアになります。

机の上にノート・ペン・スマホ・タブレットが整然と並ぶフラットレイ。AIを道具として選ぶイメージ。


お客様「最近、お客さんからAIについてよく聞かれるんですよ。なんか答え方がむずかしくて」

「わかります。種類が多すぎて、どこから説明しようか迷いますよね」

お客様「ChatGPTとGeminiとClaude……全部同じじゃないんですか?」

「実は、整理すると2種類しかないんです。そこから話すと、すごく伝わりやすくなりますよ」

「AIっていろいろあるけど、何が違うの?」

お便りコーナーに、こんなご質問が届きました。県内で製造業を営む50代の経営者の方からです。

実はこれ、私がお客様のところへ伺うと、かなりの頻度で出てくる質問です。AIに興味はある、でも種類が多すぎてどれが何なのかわからない——そういう状態の方が、今とても多い。

今回はこの質問に、できるだけシンプルにお答えします。

1. まず、AIは「2種類」と覚えてください

難しいことは一旦置いておいて、こう整理してみてください。

  • 文章・会話系 AI:話しかけると答えてくれる。文章を書いてくれる。
  • クリエイティブ系 AI:絵を描く、写真を加工する、動画を作る。

「おしゃべりしてくれるやつ」と感じているのは文章・会話系。ChatGPT、Claude、Geminiがここです。「写真や絵を加工してくれるやつ」と感じているのはクリエイティブ系。Canva の AI 機能や、Adobe の Firefly がここにあたります。

どちらも「AI」ですが、得意なことがまったく違います。両方とも正解——見えている面が違うだけです。

2. なぜ各社がAIを作るのか——本業の延長線上にある

「でも、なんでこんなにたくさんの会社が作るんですか?」という疑問も、よく出てきます。

答えはシンプルで、それぞれの会社の本業が違うからです。

Googleはもともと検索の会社です。

情報を集めて広告を売るビジネスで成長してきた。だからGeminiというAIも、GmailやGoogleドキュメントと組み合わさり、「いつものGoogle」がより便利になる形で展開されています。

MicrosoftはWordやExcelの会社です。毎日の仕事で使うソフトを作ってきた。だからCopilotはWordやExcelの中に入ってくる。特別な操作をしなくても、いつもの仕事の場所にAIが来るイメージです。

Adobeは画像・動画・デザインのプロ向けソフトを作ってきた会社です。だからFireflyは写真補正や画像生成に特化している。本業の延長で、一番得意な場所にAIを組み込んでいます。

整理すると

Google → 情報収集が得意 / Microsoft → 業務ツールに組込 / Adobe → クリエイティブ特化
それぞれが「自分たちの土俵」でAIを作っている——だから種類がたくさんある。

3. 中小企業がまず試すなら、どれがいいか

ここが一番聞きたいところですよね。

私の答えはシンプルです。文章・書類の仕事から始めてください。

毎日書いているメール、見積書、報告書、議事録——こういった「書く仕事」をAIに手伝ってもらうだけで、体感がかなり変わります。ツールはChatGPTでもClaudeでも構いません。どちらも無料で試せます。

チラシやSNS投稿の画像を作りたい方は、Canvaの無料プランから試してみてください。デザインの知識がなくても、それらしいものがあっという間にできます。

動画や音声のAIは、もう少し先でも大丈夫です。可能性は大きいですが、今すぐ中小企業が優先すべきかというと、私はまだそのタイミングではないと思っています。

4. AIは道具です

結局のところ、AIは道具です。ハンマーと電動ドリルを用途で使い分けるように、目的に合ったものを選べばいい。

「全部やらなければいけない」とは思わないでください。一個試してみる。使えそうなら続ける。それだけで十分です。

まず一個、試してみましょう。それが一番の近道です。

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